そらち炭鉱の記憶アートプロジェクト2016
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平成28年10月1日(土)~10月30日(日)※土・日・祝日のみ11日間開催

 

アートの力で炭鉱遺産の価値と記憶を甦らせ、
炭鉱の記憶と人々を繋ぎます。

 

石炭を掘りだした瞬間から、
果てしない石炭の輸送が始まります。
地下深くから地上へ、山元から需要家へ。
そのため「石炭産業は輸送業だ」と
いわれてきました。

 

1960年代、エネルギー革命に対抗して、輸送プロセスに画期的な技術が導入されました。地下から地上へ垂直に最短距離で石炭を運ぶための設備である「立坑」です。同じ時期に相次いで建設された2つの立坑が、今も空知産炭地域に残っています。1960年建設の住友奔別立坑、奔別立坑の改良版として1963年に建設された住友赤平立坑です。ともにドイツの技術を導入して、東洋ーの立坑といわれました。建設の記録映画「立坑」では、その意義と期待が高らかにうたわれています。

-北海道の一隅に、エポックメイキングな立坑が誕生しました。二本索の使用、ガイドローラーの採用等、幾多の特徴を持つモデルプラントであります。この立坑の出現によって、運搬系統の合理化、炭鉱の若返りが期待され採炭法の経済性をいよいよ増大し、わが国産業界の発展に、大きく貢献して行くことでありましょう-。

しかしその後、この兄弟炭鉱の命運は、皮肉にも大きな隔たりが見られました。赤平立坑は1994年まで31年間も操業したのに対して、奔別立坑は札幌オリンピックの建設ラッシュのあおりを受けて僅か11年間で閉山しました。そして何よりも、赤平立坑は2016年7月に赤平市が取得し保存活用に向け大きな一歩を踏み出したのに対して、奔別立坑は存廃いずれに決するのか予断を許さない状況にあるという大きな違いがあるのです。

 

開催概要