【10月5日】作品紹介〜「C lock」「Irreversible」「ご安全に」〜

みなさまこんにちは。明日からは三連休ですね。奔別アートプロジェクト公開期間も折り返し地点となりました。

車ではもちろん、公共交通機関でもアクセスしやすいのでぜひいらしてください。そして私達はバス停からよく見えるsellersさんの優しい店員さん達にも、いつもお世話になっております。レジ横のホットスナックのソーセージパンがとてもおいしいです。

さて今日の作品紹介は「C lock」「Irreversible」「ご安全に」の三作品です。

まず一作品目「C lock」。作者は「山本」2人のユニット、ヤマモトです。この作品は流れる時をはかる砂時計ならぬ「炭時計」です。

タイトルではCだけ大文字になっていますが、これは炭の元素記号(CarbonのC)を示しています。

使われていた施設や歴史を学ぶことで知った過去と、それがあったからこそある現在と未来。はっきりとは見えないけれど感じることのできる時間の流れを可視化しました。

この炭時計に使われている粉炭はホッパー2階から採取してきました。実際に2階に上がると初めは真っ暗で何も見えないかもしれませんが、足の裏で床一面に広がる粉炭のやわらかさを感じる事もできます。

二作品目は「Irreversible」。冨田哲司さんの作品です。

入って右手にある白く塗られた古い家財道具や家電など様々な道具たち。これは元々ホッパー内にあったものです。それをジェッソという塗料で塗装しました。

この作品タイトルを日本語訳すると「逆行できない」。時間の一方向性というものを表しています。

初めは真っ白だったものたちも、雨漏りで所々色がはげてきたり、まわりには小さな植物が生えてきたりとどんどん場に馴染んできています。

またホッパーに入る前にある白い2脚の椅子も冨田さんが設置したものです。この2脚に座ると奔別立坑とじっくり向かい合うことができます。ぜひ腰をおろしてみてくださいね。

そして本日最後の作品は「ご安全に」。内海智美と江口亜衣里のユニット、一年三組の作品です。このユニット名にもおもしろいエピソードがありますので、ご来場された際にスタッフに尋ねてみてくださいね。

炭坑マンたちの合言葉「ご安全に」。危険な作業ばかりの炭鉱では笑顔でこの言葉を掛け合って仕事をしていたそうです。

そして作者からお客様への「安全に見ていってね」と言うメッセージでもあります。

また石炭を扱っていた施設にLEDを用いた作品を設置することでエネルギーの推移も感じることができます。

この作品の動画が9月29日のブログで紹介されていますのでそちらも合わせてご覧になってみてください。

次の作品紹介の更新は火曜日の予定です。それでは週末、奔別でお待ちしております!

札幌市立大学 山本倫子