あたかも星々を結びながら壮大な天空に星座を描くように

「赤平炭鉱アートプロジェクト」(2004年)

昨日に続き、本日は北海道立帯広美術館学芸課長の鎌田享さんが全国の美術館・アート情報を伝えるWebマガジンに書かれた「奔別アートプロジェクト」の学芸員レポートをご紹介します。
空知産炭地と奔別の歴史を丁寧に読み解き、このプロジェクトが空知産炭地の広域的な戦略プランのもとに実施されているというご指摘が「あたかも星々を結びながら壮大な天空に星座を描くように」という巻頭のことばです。
NPO法人炭鉱の記憶推進事業団と上遠野敏は、これまでに「赤平炭鉱アートプロジェクト」(2004年)、「幌内・布引アートプロジェクト」(2009年)、「夕張清水沢アートプロジェクト」(2011年)「奔別アートプロジェクト」(2012年)を開催して来ました。北海道空知総合振興局の「元気そらち!産炭地域活性化戦略」と連動した活動を行っています。
外側からの目が産炭地の価値を発信して、内側の人々の誇りを引き出す。そんな相互作用を鎌田さんは述べています。
これからも産業遺産の魅力を伝え発信していく、産炭地域の応援団の方々が増えることを願っています。

「幌内・布引アートプロジェクト」(2009年)

学芸員レポート
奔別(ぽんべつ)アートプロジェクト
鎌田 享(北海道帯広美術館)2012年11月15日号

http://artscape.jp/report/curator/10060217_1634.html

DNP大日本印刷が運営する全国の美術館・アート情報をお伝えするWebマガジン。
http://artscape.jp/report/index.html ホームや他の記事もアート情報満載です。

「夕張 清水沢アートプロジェクト」(2011年)

「奔別アートプロジェクト」(2012年)

・執筆者紹介
鎌田 享(かまた・たかし)
1969年、神奈川県生まれ。
1993年、筑波大学芸術専門学群芸術学専攻卒業。
北海道立近代美術館学芸員、北海道立帯広美術館学芸員を経て、2008年より北海道立帯広美術館学芸課長。
著書に『ミュージアム新書29 栗谷川健一 北海道をデザインした男』(2012年 北海道新聞社)。
国内外の近代美術から、現在活躍中の作家たちまで、美術館を舞台に、さまざまな領域の造形活動を紹介。

2014年に開催される「札幌国際芸術祭」において、空知の各所の炭鉱遺産を活用して、その魅力を広く海外に発信したいと願っています。海外の作家も圧等的な場のスケールに驚嘆するはずです。
 上遠野敏(本アートプロジェクト アートプロデューサー)