【10月15日】〜作品紹介「住み着くなにか」「陽光のメディウム」「栄光と衰退」〜

こんばんは。

今週末も多くの皆様にご来場、またご協力いただいて、本当に多くの人々に支えられているプロジェクトだなぁと実感しております。

残す所公開期間も2週間。早くも少し寂しい気がしますが、まだまだ頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
本日の作品紹介は「住み着くなにか」「陽光のメディウム」「栄光と衰退」です。

本日1作品目「住み着くなにか」。作者は上田瑞穂と横山咲希のユニット、2mです。

この作品は会場入り口側に1点、中程に2点、出口側に1点の合わせて4点の絵画の作品です。この描かれている4人の女の子はホッパーに住み着いている子、というイメージしているそうです。

ホッパーがまだ稼働していて多くの人々が働いていた時代、閉鎖して誰もいなくなってしまった時代、段々廃墟のようになっていく様子、そして現在……と建物と一緒に歴史を見てきている女の子たち。その子達をじっと見ていると、私達もホッパーはもちろん奔別の歴史を思い起こし、想像するきっかけになりますね。

 

次の作品は倉本祥平の「陽光のメディウム」です。

この作品に出会えるのは晴れた日のみです。窓辺につり下げているクリスタルがプリズムの働きをし、一帯に虹を映し出します。

メディウムとは「メディア」つまり「媒体」の語源です。

この作品は太陽の光と場所や記憶、思い出を繋ぐための「媒体」となっています。昔から変わらず輝いている太陽からどのようなメッセージを感じるか、ぜひ皆様晴れた日にいらして体感してみて頂きたいです。

 

そして本日最後の作品は「栄光と衰退」、アートプロデューサー上遠野敏先生の作品です。

この作品では一番奥の壁に映る「影絵」に注目していただきたいです。光の向こうにゆらめく人や動物、意識の「影」。これらは炭鉱産業の栄えと衰えの「ゆらめき」を表現しています。

また手前側には多くの家財道具などが山のように置かれています。これらも元々ホッパーの中にあったもので、当時の炭坑マン達の様子を伺うことができます。特にホッパーで使われていた炭坑マン達の標語の書かれた看板は多くの人の目を惹いています。

ではまた明日も更新します!

札幌市立大学 山本倫子