炭鉱住宅について

2014-06-17 12.12.13

はじめに、私個人の話を少しだけ。
私の母方の実家は夕張の炭鉱住宅でした。
清水沢と違い観光開発の進む北部にあったことから、早い時期に整理、解体されてしまいましたが、私自身しっかりとそこでの思い出を持ち続けています。
それだけに、炭鉱住宅での暮らしに対する愛着は結構なものです。

さて、今回のアートプロジェクト期間中、作家、学生、私たちスタッフは制作活動、打ち合わせ、飲食物等の自炊、寝泊まりの出来る宿舎を夕張市清水沢地区に構え、プロジェクトを実行していました。
そこは楽屋?舞台裏?のような場所。
普段はみなさんにお披露目することのない場所ですが、地域で開催する醍醐味が詰まった宿舎の風景を少しでも知っていただきたいと思います。

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キャッチボールに興じる

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おにぎり握ってくれたのはこびとさんかしら

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めずらしくてんやもの

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梵天とはなにかという講義

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作家の枕となりながらも仕事中

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充電中

宿舎として利用したのはかつて炭鉱やその関連施設で働く家族のために造成された炭鉱住宅。
プロジェクト会場のひとつとなった清水沢発電所に接する炭鉱住宅街の一角にあります。

ここで男も女も外人さんもすし詰めで起居し、銭湯で汗を流し、同じご飯を食べ酒を飲み果物を頬張る。
それはキレイなホテルや都会ではおそらく味わえない特色ある雑多で愉快な体験でした。
また、炭鉱稼働当時からほぼそのまま今に至るまでコミュニティが残っているこの地区では、ご近所さんとの交流そのものが炭鉱の記憶に繋がることが多々あります。
プロジェクトに足を運んでくださる方々、物資の提供貸与をしてくださる方々、昔の事を教えてくださる方々、これら一つ一つが血肉になってくれるような気がします。

炭鉱住宅での今年の生活。言葉だけでは伝えにくい楽しさが伝わると良いのですが、いかがでしょうか?

原田唯史(アートマネジメントメンバー)