アートの力で炭鉱遺産の価値と記憶を甦らせ、赤平の新たな物語を紡ぎます。
赤平アートプロジェクト
出品作家・作品
上遠野 敏
「赤平黄金郷」
ベニヤ板・塗料 他
自然に還っていく姿を野生動物のシルエットで現しました。
「石炭音インスタレーション」
回転ガラガラ
採炭した石炭の音を再現しました。
「友子同盟」
吊りロッカー滑車、更衣室空間、祝儀袋 他
炭鉱に危険はつきもの。親方と炭鉱マンはかたいちぎりで結ばれていた。それぞれの人生の門出を祝しました。
「モス地蔵と黄金郷」
札幌軟石、金箔、木材 他
プロジェクトの安全と成功を祈念。先人への畏敬の念。
「ネオン再見:赤平」
住友赤平立坑のネオン看板、LED 他
かつて立坑建屋に付いていたネオン看板。かつての隆盛のシンボルを再見してみました。
「ゆあみの分水嶺」
苔、浴槽空間、映像 他
地底から地上へ。炭鉱マンはゆあみを境に無事故に感謝して、我が家に帰る。分水嶺を美しい苔に例えた。
吉田 奏子
「光」
窓ガラスの破片、接着剤、LED 他
いたずらによって割られた坑口浴場の窓ガラス。その破片を組み合わせて、2つのランプシェードを作りました。石炭のように脆く、荒々しい、そして燃えるときの炎の美しい様を表しました。破片を使っているので尖っており、また壊れやすいため大変危険です。触れないようお願いします。
前川 莉菜
「無題」
写真、参加型展示
私の好きな、炭鉱の様々な表情を切り取りました。
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てください。こちらからご連絡し、展示いたします。
南 怜花
「おとのあと」
私たちの生活はたくさんの音で溢れています。そこにあるのは、ありふれた音楽にはない豊かさ。のどかな赤平の風景に耳を傾け、その姿を想像して。
「視える、触れる」
モノが奏でる魅力的な音と出会う空間です。自由に触って、奏でて、音と触れ合ってください。
亀梨 亜弥華、前川 莉菜
「炭鉱の面影」
シャドーアート、インスタレーション、影
かつての炭鉱マンの気配を、影で表現しました。ぜひこの風景に入り込んで、当時の世界を体感してください。
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炭鉱マンとご自由に記念写真をお撮りください。
姚 李?
「逆」
炭の普遍的な印象には黒い、汚い、硬い、重い、深い、燃える。そして、全て普遍的な印象の逆思考からは白い、きれい、柔らかい、軽い、高い、燃えない。従って炭の印象を深めると考え、制作した。
「炭鉱が聞こえる」
今、廃墟となっている炭鉱では作業はなく、人間もいない。昔の建物と機械しかなく、ばらばらな状態になった。さらに、広い空間ではとても静か。 初めて行った時、怖いと感じた。逆に、当時炭鉱の繁栄時代では仕事の音、機械の音、話し声がいっぱい混ざっていた。にぎやか、うるさいと思う。 そして、聴覚から当時の炭鉱の元気な仕事の雰囲気を復元したいと考え、制作した。
※敬称略